設定の手引き

29 データフォーマット変換定義を変更する

29.1 データフォーマット変換定義を変更する

設定したデータフォーマット変換に変更があった場合の修正作業について解説します。

29.1.1 変更内容とテストの実施有無を確認する

データフォーマットの変換定義の変更が必要となった場合、以下の確認が必要となります。

  1. 変更内容とテストの実施有無の確認
  2. 変換定義/フローの作成・更新
  3. ファイル配布の同期作業
  4. フローの新規登録作業
  5. 事前テストの実施
  6. 本番環境への適用


データフォーマットの変換定義の変更が必要となった場合、変換定義の変更のみが必要か、変換定義の更新およびフロー、アプリケーションの新規登録が必要かを 確認してください。

変換定義で、構成の変更があった場合には変換定義の更新およびフロー(ジョブ)、アプリケーションの新規登録が必要となります。
フロー、アプリケーションの更新が必要であった場合は新規登録を行い、切り替えるタイミングで連携元となる通信定義の論理ファイルの設定を新規登録したフローへ変更してください。
変換定義の更新のみであった場合も、変換定義の更新およびフロー、ジョブの更新であった場合も
事前にACMS Cloud上で実施テストを行う場合には、実施テストで利用する変換定義のアップロード、フローの新規登録作業が必要となります。
テストを行う範囲については検討して、決定してください。
なお、フローの終端には通信先の情報を設定しますが、テスト時の接続先情報に実際の値を設定した場合には、相手側に通信が行われるため別の値をご設定ください。設定とご対応につきましては自己責任でのご対応をお願いします。

29.1.2 変換定義/フローの作成・更新

29.1.2.1データフォーマットの修正作業

RACCOON Developer Studio (RDS) にて、変転定義ファイルの修正を行ってください。

29.1.2.2 変換定義アップロード作業

修正したRACCOONの変転定義ファイルは変換定義画面よりアップロードしてください。

変換定義アップロード作業は、『22 データフォーマットの変換定義設定を行う(RACCOON)』22.2変換定義アップロードを参照してください

注意点として、本番稼働として使用している変換定義ファイルを上書きした後にファイル配布の同期を行うと、本番稼働中のフロー(ジョブ)、アプリケーションへ適用されます。
事前にフローでの実施テストを検討している場合は、上書きは行わず、新規のファイルとしてアップロードしてください。

29.1.2.3 ファイル配布の同期作業

修正した変転定義ファイルから編成ファイルを出力し、アップロードした後、ファイル配布の同期作業を実施してください。

ファイル配布の同期は『22 データフォーマットの変換定義設定を行う(RACCOON)』22.3ファイル配布を参照してください

29.1.2.4 フローの新規登録作業

フローの新規登録が必要な場合は以下のマニュアルを参照してフローの新規登録を行ってください。

フローを[編集]し、[複製]することができます。

フロー新規登録は『22 データフォーマットの変換定義設定を行う(RACCOON)』22.5 フロー設定を参照してください

29.1.3 事前テストの実施

事前にテストを行う場合、変更後の変換定義、フロー、アプリケーションの動作を確認するため、テストを実施してください。またテストの範囲は事前に取り決めた定義として実施してください。

フローの実行として実施するには、想定するデータを投入し、フローのロードを実施します。

29.1.4 本番環境への適用

フローの新規登録後、本番稼働の通信定義への設定を行います。

フロー内でWeb APIクライアントまたは通信チェインを利用した設定の場合には、対象のアプリケーションに本番の通信定義を設定してください。

データ受信後のフローが対象であった場合は論理ファイルの正常終了処理の変更を実施します。

全銀手順、JX手順、AS2手順、ebXML2.0手順、SFTP手順にて、データ受信後のフローが更新対象であった場合は論理ファイルの正常終了処理の変更を実施します。

通信定義への設定は『22 データフォーマットの変換定義設定を行う(RACCOON)』22.6 通信定義への設定を参照してください

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