30.1クライアント証明書の更新について
本章ではACMS Cloudで扱うクライアント証明書の更新作業について説明します。
30.1.1 クライアント証明書の更新について
クライアント認証を利用しており、ACMS Cloudがクライアント側であった場合、
証明書の有効期限が切り替わる前に、キーペアの切り替えを行います。
初めてクライアント認証をご利用される場合には、着信リスナーの設定を変更する必要があります。
ご利用を希望される際は、ヘルプ画面の「カスタマー・サポートへの問い合わせ」にてご連絡ください。
既にクライアント認証またはクライアント認証の同一性検証をご利用されている場合には、お問い合わせは不要です。本書を利用して更新作業を行ってください。
ACMS Cloudでは事前に切り替えタイミングを予約する方法、即時に切り替えを行う方法があります。
事前に切り替えタイミングを予約する方法では、新規に作成、または購入したキーペアの登録および、通信ユーザーへの登録を行います。
通信ユーザーへの登録項目は全銀手順、ebXML MS 2.0手順、JX手順クライアント、AS2手順では「SSL/TLSクライアント認証で使用するキーペア」へ登録します。
SFTP手順では「SFTPクライアントで使用するキーペア」へ登録します。
以下のマニュアルを参考にして切り替えを行います。
『4 通信機能の概要』4.4.1.4 キーペアの切り替え「①切り替えタイミングを予約する方法」を参照してください
『4 通信機能の概要』4.4.1.1キーペアの登録を参照してください
即時に切り替えを行う方法では、新規に作成、または購入したキーペアへの更新を行います。
使用するキーペアの利用期間は「キーペアに従う」に設定する必要があります。
以下のマニュアルを参考にして切り替えを行います。
『4 通信機能の概要』4.4.1.4 キーペアの切り替え「②キーペアを更新して即時に切り替える方法」を参照してください
『4 通信機能の概要』4.4.1.2キーペアの更新を参照してください
キーペアの新規作成、購入については以下リンク先を参考としてください。
○全銀手順
Japan internet EDI Association(略称:JiEDIA/ジェディア)
https://www.jisa.or.jp/jiedia/tabid/2822/Default.aspx
○ebXML MS 2.0手順、JX手順クライアント、AS2手順
流通BMS協議会
https://www.gs1jp.org/ryutsu-bms
クライアント認証の同一性検証を利用している場合は以下操作を行います。
クライアントの場合には、末端の証明書を通信相手先へ送付します。
サーバーの場合には、通信相手先から受領した末端の証明書を以下のマニュアルを参考にして切り替えを行います。
『4 通信機能の概要』4.4.2.4末端の証明書の切り替えを参照してください