設定の手引き

35 障害が発生したときに

35.1 困ったときは

ACMS Cloudでは複数のプロトコルをサポートしていますが、この「困ったときは」ではSFTPに関する情報のみを提供しています。他のプロトコルに関しての詳細は、DAL COMMUNITYをご参照ください。

また、SFTPに関する内容が該当しない場合も、最新情報やトラブルシューティングの情報をDAL COMMUNITYでご確認ください。

クライアント/サーバー

現象

説明

クライアント

ファイルサイズが小さい場合はファイル転送ができるが、大きい場合はタイムアウトし、ファイル転送が失敗する。

バッファサイズは32768になっています。ファイルサイズを小さくしてください。

クライアントの初期規定バッファサイズが、サーバーの許容するバッファサイズを越えている可能性があります。

「データ転送時のバッファサイズ」設定プロパティより、クライアントのバッファサイズをサーバーが許容するサイズ以下に変更して再実行してください。

また、サーバーの許容するバッファサイズが分からない場合、32768以下に設定することを推奨します。

クライアント

通信が出来ない。ログインに失敗する(ログID:CSFC114またはCSFC118)。

Logjam攻撃に対応するために、鍵長の最小のデフォルト値は2048であるため通信が出来ない可能性があります。

その場合、「comm.sftp.client.dhgex.keylength.min」に「1024」を設定すると改善される可能性があります。但し、セキュリティ上は好ましくありません。

サーバー

通信が出来ない。通信相手よりコネクションが切断される(ログID:CSFS201)。

Logjam攻撃に対応するために、許容する鍵長の制限を2048に変更しているため通信が出来ない可能性があります。

通信相手の鍵長を「2048」以上に変更してください。

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