16.1 運用設定
JX手順を運用するための設定を解説します。
16.1.1 JX手順クライアントの設定
JX手順でクライアントによる処理を行うためには以下の設定が必要となります。
定義の設定後、各リソースを有効にしてください。
- 通信ユーザーの作成
- 論理ファイルの作成
16.1.1.1 通信ユーザーの作成
JX手順クライアントで使用する通信ユーザーを作成します。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 通信ユーザーが所属する業務グループを選択します。 EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 通信ユーザーの名前を設定します。 |
貸出 | 通信ユーザーを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
通信ポートグループ | 使用する通信ポートグループを選択します。
|
相手URI | 相手URIを設定します。SOAPヘッダーの以下要素に設定する値として使用します。
ループバック設定では、送信と受信で「相手URI」と「当方URI」の値を入れ替えます。 |
相手識別子 | 相手識別子を設定します。SOAPボディの以下要素に設定する値として使用します。
ループバック設定では、送信と受信で「相手識別子」と「当方識別子」の値を入れ替えます。 |
当方URI | 当方URIを設定します。SOAPヘッダーの以下要素に設定する値として使用します。
|
当方識別子 | 当方識別子を設定します。SOAPボディの以下要素に設定する値として使用します。
|
注釈 |
|
■JXクライアントユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
接続先情報(URL) | 接続相手のURLを設定します。 |
代替接続先情報(URL) | 接続先情報(URL)への接続でエラーとなった場合に使用する代替接続先の情報を設定します。 |
HTTPクライアントのBasic認証 | HTTPリクエストにBasic認証情報を付与するかを選択します。
※HTTPリクエストにAuthorizationヘッダーを付与します。 |
HTTPクライアントのBasic認証‐ユーザー | Basic認証のユーザー名を設定します。 |
HTTPクライアントのBasic認証‐パスワード | Basic認証のパスワードを設定します。 |
連続受信回数 | 連続受信回数を指定します。 ※1 |
持続接続(Keep Alive) | 持続接続を使用するか否かを選択します。 |
SSL/TLSクライアント認証で使用するキーペア – キーペア名 | SSL/TLSサーバーからクライアント認証を要求された際に使用するキーペア名を指定します。 ※切り替えに関しては「4 通信機能の概要」を参照してください。 |
SSL/TLSクライアント認証で使用するキーペア – 利用期間 | キーペアの有効期間に従うかどうかを指定します。キーペアの有効期限に従わない場合、利用開始日時、利用終了日時を設定する必要があります。 |
SSL/TLSクライアント認証で使用するキーペア – 利用開始日時 | キーペアの有効期限に従わない場合の利用開始日時を指定します。キーペアの有効期間内の任意の日時を指定してください。 |
SSL/TLSクライアント認証で使用するキーペア – 利用終了日時 | キーペアの有効期限に従わない場合の利用終了日時を指定します。キーペアの有効期間内の任意の日時を指定してください。 |
SSL/TLSサーバー認証で使用する認証局グループ | SSL/TLSサーバー認証で「限定的な用途で信頼する」認証局グループを使用する場合に選択します。 ※指定しない場合には「システム全体で信頼する」認証局グループを使用します。 |
※1 101件以上のデータを受信する場合は、事前に通信相手とファイル数の最大受信件数を取り決めてください。
受信処理を実施する際は、取り決めた最大受信件数をすべて取得できるよう、以下の計算式に基づいて受信処理を行ってください。
計算式:受信回数=最大受信件数/100(小数点は切り上げ)
この受信回数分の受信処理を実施してください。スケジュールなどで設定する場合は指定した受信回数分、受信を設定します。
通信時に一度に受信できる件数(=連続受信回数の設定値)は、最大100件です。連続受信回数を設定することで、指定した件数分のデータを1回の通信で受信できます。
ただし、受信対象のデータが設定件数(例:100件)を超える場合は、残りのデータを受信するために、通信を再度実行する必要があります。
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。 |
リトライ回数 | リトライ回数を設定します。 |
リトライ間隔(秒) | リトライ間隔を設定します。 |
スローリトライ | ファイル無し応答時のリトライ有無を選択します。 |
スローリトライ回数 | スローリトライ回数を設定します。 |
スローリトライ間隔(秒) | スローリトライ間隔を設定します。 |
発信遅延時間(ミリ秒) | 発信遅延時間を設定します。 |
■通信ユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 通信ユーザー単位の障害停止有無を選択します。 |
並列実行数 | 通信ユーザー単位の並列実行数は「1」固定です。 |
有効期間(開始) | 通信ユーザーの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 通信ユーザーの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 | 運用日の切替時刻を設定します。 |
■相手先情報
項目名 | 説明 |
---|---|
住所 | 相手先の住所を設定します。 |
担当者 | 相手先の担当者を設定します。 |
電話番号 | 相手先の電話番号を設定します。 |
FAX番号 | 相手先のFAX番号を設定します。 |
メールアドレス | 相手先のメールアドレスを設定します。 |
16.1.1.2 論理ファイルの作成
JX手順クライアントで使用する論理ファイルを作成します。
論理ファイルはビジネスドキュメントを示す情報となるため、ビジネスドキュメントの種類毎に設定が必要です。
JX手順クライアント受信の際には、論理ファイルの登録に注意が必要となります。
ドキュメント種指定受信を「指定しない」とした場合(2004年度版の運用)、受信要求(GetDocumentRequest)ではドキュメント種を指定せず、JX手順サーバーからの応答(GetDocumentResponse)によってドキュメント種が確定します。
このため、運用上の混乱を防ぐことを目的として、受信要求用の論理ファイルと受信データ用の論理ファイルを明確に区別できるようにダミーファイル(ドキュメント種指定なし)の登録を行い、そのダミーファイル(ドキュメント種指定なし)を使用して受信要求を行うことを強く推奨します。
また、ドキュメント種指定受信を「指定する」とした場合(2007年度版の運用)、受信要求用の論理ファイルと受信データ用の論理ファイル情報が同一になる為、ダミーファイル(ドキュメント種指定なし)の論理ファイルの登録が必要ありません。受信要求用の論理ファイル(ドキュメント種指定あり)を使用して受信要求を行う必要があります。
しかし、接続先のJX手順サーバーが2007年度版に対応していない場合、指定したドキュメント種以外のビジネスドキュメントを受信する可能性があります。指定したドキュメント種以外のビジネスドキュメントを受信した場合は、ドキュメント種相違となり通信を異常終了させます。
このため、2007年度版に対応していない相手先の場合には、ダミーファイル(ドキュメント種指定なし)を使用した受信要求を行う必要があります。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 論理ファイルが所属する業務グループを選択します。 EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 論理ファイルが参照する通信ユーザーを選択します。 |
論理ファイル名 | 論理ファイルの名前を設定します。 |
貸出 | 論理ファイルを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
送受信 | 送受信を選択します。
|
ドキュメント種別指定 | 受信する際にドキュメント種別を指定するか否かを選択します。
|
ドキュメント種別 | ドキュメント種別(documentType要素)を指定します。 |
ドキュメント形式 | ドキュメント形式(formatType要素)を指定します。 |
通信終了処理の起動単位 | 通信が終了した後の処理の起動単位を選択します。
受信時のみ設定が可能です。 |
正常時終了処理 | 通信が正常終了した後に起動する処理を選択します。
受信時のみ設定が可能です。 |
正常時終了処理‐フロー名 |
通信が正常終了した後に起動するフロー名を設定します。
|
注釈 | 論理ファイルの注釈を設定します。 |
■JXクライアントファイル情報
項目名 | 説明 |
---|---|
接続先情報(URL) ※2 | 接続相手のURLを設定します。 |
代替接続先情報(URL) ※2 | 接続先情報(URL)への接続でエラーとなった場合に使用する代替接続先の情報を設定します。 |
HTTPクライアントのBasic認証 ※2 | 当方が発信側となる場合、HTTPリクエストにBasic認証情報を付与するかを選択します。
※HTTPリクエストにAuthorizationヘッダーを付与します。 |
HTTPクライアントのBasic認証‐ユーザー ※2 | Basic認証のユーザー名を設定します。 |
HTTPクライアントのBasic認証‐パスワード ※2 | Basic認証のパスワードを設定します。 |
圧縮形式 | 圧縮形式を指定します。 |
※2 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ ※2 | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。 |
リトライ回数 ※2 | リトライ回数を設定します。 |
リトライ間隔(秒) ※2 | リトライ間隔を設定します。 |
スローリトライ ※2 | ファイル無し応答時のリトライ有無を選択します。 |
スローリトライ回数 ※2 | スローリトライ回数を設定します。 |
スローリトライ間隔(秒) ※2 | スローリトライ間隔を設定します。 |
発信遅延時間(ミリ秒) | 発信遅延時間を設定します。 |
※2 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
■論理ファイル詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 論理ファイル単位の障害停止有無です。 受信の場合「する」固定です。 |
並列実行数 | 論理ファイル単位の並列実行数です。 JX手順クライアントでは並列実行を行えないため「1」固定です。 |
有効期間(開始) | 論理ファイルの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 論理ファイルの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 ※2 | 運用日の切替時刻を設定します。 |
データ未登録時の処理方法 | ロードでデータファイルの指定が無かった場合の動作を選択します。
※ロード時に強制登録オプション指定の場合は、本設定に関わらずタスク(0 バイト ファイル)を作成します。 |
受信ファイル無し | ファイル無しを検知した場合の動作を選択します。
※発信受信の場合に有効となる設定です。 |
終了処理の起動 | 受信ファイル無しが正常終了する場合に終了処理を起動するか否かを選択します。
|
※2 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
16.1.2 JX手順サーバーの設定
JX手順でサーバーによる受信処理を行うためには以下の設定が必要となります。
定義の設定後、各リソースを有効にしてください。
- 通信ユーザーの作成
- 論理ファイルの作成
■着信通信時のSSL/TLS接続と証明書提供について
ACMS Cloudへ着信する際は、SSL/TLS設定で接続する必要があります。通信相手先へ必要な証明書を提供してください。
詳細は 『4通信の概要 』の「4.1キーペア」に記載している「SSL/TLSサーバー認証でACMS Cloudがサーバーになる場合」を参照してください。
16.1.2.1 通信ユーザーの作成
JX手順サーバーで使用する通信ユーザーを作成します。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 通信ユーザーが所属する業務グループを選択します。 EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 通信ユーザーの名前を設定します。 |
貸出 | 通信ユーザーを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
通信ポートグループ | 使用する通信ポートグループを選択します。
|
相手URI ※1 | 相手URIを設定します。SOAPヘッダーの以下要素に設定する値として使用します。
ループバック設定では、送信と受信で「相手URI」と「当方URI」の値を入れ替えます。 |
相手識別子 | 相手識別子を設定します。SOAPボディの以下要素に設定する値として使用します。
ループバック設定では、送信と受信で「相手URI」と「当方URI」の値を入れ替えます。 |
当方URI ※1 | 当方URIを設定します。SOAPヘッダーの以下要素に設定する値として使用します。
|
当方識別子 | 当方識別子を設定します。SOAPボディの以下要素に設定する値として使用します。
|
注釈 | 通信ユーザーの注釈を設定します。 |
※1 通信ユーザーを登録した際、「「相手URI」「当方URI」が重複する通信ユーザーが存在します。代表ユーザーを登録してください。」 とエラーが表示された場合は、カスタマー・サポートで設定が必要です。
ご利用を希望される際は、「通信ユーザー名」、「当方URI」、「相手URI」、「着信リスナー2件」の情報を添えて、ヘルプ画面の「カスタマー・サポートへの問い合わせ」にてご連絡ください。
■JXサーバーユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
着信を許容する着信リスナー | 着信を許容する着信リスナーを2つ必須で指定します。EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) クライアント認証無し「EDLSNHTTP101」「EDLSNHTTP201」 ●基幹システムとの接続 クライアント認証無し「ESLSNHTTP101」「ESLSNHTTP201」 ※クライアント認証をご利用される場合には、着信リスナーの設定を変更する必要があります。 |
接続を許可するIPアドレス | 着信を許可する通信相手のIPアドレスをCIDR形式([IP address]/[prefix length])で指定します。 指定しない場合には通信相手のIPアドレスの確認は行いません。 |
HTTPサーバーのBasic認証 | HTTP Basic認証を行うかどうかを選択します。
|
HTTPサーバーのBasic認証‐ユーザー | Basic認証のユーザー名を設定します。 |
HTTPサーバーのBasic認証‐パスワード | Basic認証のパスワードを設定します。 |
SSL/TLSクライアント認証の同一性検証で使用する証明書– 末端の証明書名 | SSL/TLSサーバーでクライアント認証を要求し取得した公開鍵証明書の同一性検証で使用する末端の証明書名を指定します。 |
SSL/TLSクライアント認証の同一性検証で使用する証明書 – 利用期間 | 末端の証明書の有効期間に従うかどうかを指定します。末端の証明書の有効期限に従わない場合、利用開始日時、利用終了日時を設定する必要があります。 |
SSL/TLSクライアント認証の同一性検証で使用する証明書 – 利用開始日時 | 末端の証明書の有効期限に従わない場合の利用開始日時を指定します。末端の証明書の有効期間内の任意の日時を指定してください。 |
SSL/TLSクライアント認証の同一性検証で使用する証明書 – 利用終了日時 | 末端の証明書の有効期限に従わない場合の利用終了日時を指定します。末端の証明書の有効期間内の任意の日時を指定してください。 |
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。
|
リトライ回数 | リトライ回数を設定します。 |
受信確定通知未受信時リトライ | GetDocumentResponse送信後、監視タイマー時間を経過してもConfirmDocumentを受信できない場合に、通信タスクをリトライ待ちとするかを設定します。
|
受信確定通知未受信時リトライ回数 | GetDocumentResponse送信後、監視タイマー時間を経過してもConfirmDocumentを受信できない場合のリトライ回数を設定します。 |
受信確定通知監視タイマー(秒) | GetDocumentResponse送信後、ConfirmDocumentの受信監視を行う時間を設定します。 |
■通信ユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 通信ユーザー単位の障害停止有無を選択します。 |
並列実行数 | 通信ユーザー単位の並列実行数を設定します。 ・送信の並列実行数は「1」固定です。 ・着信は設定された並列実行数に従います。 |
有効期間(開始) | 通信ユーザーの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 通信ユーザーの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 | 運用日の切換え時刻を設定します。 |
■相手先情報
項目名 | 説明 |
---|---|
住所 | 相手先の住所を設定します。 |
担当者 | 相手先の担当者を設定します。 |
電話番号 | 相手先の電話番号を設定します。 |
FAX番号 | 相手先のFAX番号を設定します。 |
メールアドレス | 相手先のメールアドレスを設定します。 |
メールフォーマット名 | メール通知で使用するメールフォーマットを選択します。 |
メール通知 | メール通知の有無を選択します。
|
16.1.2.2 論理ファイルの作成
JX手順サーバーで使用する論理ファイルを作成します。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 論理ファイルが所属する業務グループを選択します。 EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 論理ファイルが参照する通信ユーザーを選択します。 |
論理ファイル名 | 論理ファイルの名前を設定します。 |
貸出 | 論理ファイルを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
送受信 | 送受信を選択します。
|
ドキュメント種別 | ドキュメント種別(documentType要素)を設定します。 |
ドキュメント形式 | ドキュメント形式(formatType要素)を設定します。 |
通信終了処理の起動単位 | 通信が終了した後の処理の起動単位を選択します。
受信時のみ設定が可能です。 |
正常時終了処理 | 通信が正常終了した後に起動する処理を選択します。
受信時のみ設定が可能です。 |
正常時終了処理‐フロー名 | 通信が正常終了した後に起動するフロー名を設定します。 受信時のみ設定が可能です。 |
注釈 | 論理ファイルの注釈を設定します。 |
■JXサーバーファイル情報
項目名 | 説明 |
---|---|
圧縮形式 | 圧縮形式を設定します。 連結送信が行われた場合、本設定は使用されません。 |
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ ※2 | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。
|
リトライ回数 ※2 | リトライ回数を設定します。 |
受信確定通知未受信時リトライ ※2 | GetDocumentResponse送信後、監視タイマー時間を経過してもConfirmDocumentを受信できない場合に、通信タスクをリトライ待ちとするかを設定します。
|
受信確定通知未受信時リトライ回数 ※2 | GetDocumentResponse送信後、監視タイマー時間を経過してもConfirmDocumentを受信できない場合のリトライ回数を設定します。 |
受信確定通知監視タイマー(秒) | GetDocumentResponse送信後、ConfirmDocumentの受信監視を行う時間を設定します。 |
※2 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
■論理ファイル詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 論理ファイル単位の障害停止有無です。 JX手順サーバーでは「する」固定です。 |
並列実行数 | 論理ファイル単位の並列実行数です。 送信の場合は並列実行が行えないため「1」固定です。 |
有効期間(開始) | 論理ファイルの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 論理ファイルの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 | 運用日の切換え時刻を設定します。 |
任意連結送信 | 連結送信をするか否かを選択します。
連結送信をするとした場合でも2007年度版のドキュメント種が指定された受信要求を受信した場合にのみ連結送信が行われます。 |
データ未登録時の処理方法 | ロードでデータファイルの指定が無かった場合の動作を選択します。
|
メール通知※2 | メール通知の有無を選択します。
|
※2 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
16.1.3 JX手順サーバーにおける同時通信の排他制御
JX手順クライアントからの同時通信におけるJX手順サーバーの排他制御に関する仕様について説明します。
排他制御とは、処理中の要求とは別の要求を受け付けた際に、処理するデータの順序性を保持するために、後から受け付けた要求を待機、または拒否することを意味します。この場合、後から受け付けた要求は処理中の要求が完了した時点で処理されます。排他制御によって後から受け付けた要求が一定時間処理できなかった場合には、HTTPエラー(HTTP Response=503)を応答後に回線を切断します。
16.1.3.1 PutDocumentに関する排他制御
同時通信による排他制御は、受信したビジネス文書のMessageId単位で実施します。
16.1.3.2 GetDocumentに関する排他制御
JX手順サーバーは、JX手順における2004年度版の運用と、2007年度版の運用の両方の要求に対応しています。
そのため、ACMS Cloudでは、両方の要求を同時に受け付けた場合を考慮して、同時通信による排他制御は通信ユーザー単位で実施します。
16.1.3.3 ConfirmDocumentに関する排他制御
同時通信による排他制御は、受信したビジネス文書のMessageId単位で実施します。
16.2 ファイル転送の実行
ファイル転送の実行方法を解説します。
16.2.1 JX手順クライアントでのファイル転送
16.2.1.1 送信
ロード(通信)で通信ユーザー、論理ファイル、送信するデータファイルを指定し実行します。

■ロード(オプション)
説明 | |
---|---|
伝送ファイル | 本手順では使用しません。 |
パラメーター | 16.3 付録「16.3.2 ロード時に指定するパラメーター」を参照してください。 |
予約登録 | データ交換の開始を、自動スケジューラや運用者の操作で行う場合に指定します。 ※省略時は即時にデータ交換が開始されます。 |
処理予定日時を指定します。 予約状態で登録する場合は指定できませ ん。 ※未指定時はタスクの登録日時になります。 | |
強制登録 | 特定の前提条件を無視して通信対象のタスクを生成します。 ※無視される前提条件は以下になります。
また、データファイル未指定時は 0 バイト ファイルを生成します。 |
16.2.1.2 受信
ロード(通信)で通信ユーザー、論理ファイルを指定します。

■ロード(オプション)
項目名 | 説明 |
---|---|
伝送ファイル | 本手順では使用しません。 |
パラメーター | 16.3 付録「16.3.2 ロード時に指定するパラメーター」を参照してください。 |
予約登録 | データ交換の開始を、自動スケジューラや運用者の操作で行う場合に指定します。 ※省略時は即時にデータ交換が開始されます。 |
処理予定日時 | 処理予定日時を指定します。 予約状態で登録する場合は指定できませ ん。 ※未指定時はタスクの登録日時になります。 |
強制登録 | 特定の前提条件を無視して通信対象のタスクを生成します。 ※無視される前提条件は以下になります。
また、データファイル未指定時は 0 バイト ファイルを生成します。 |
16.2.2 JX手順サーバーでのファイル転送
16.2.2.1 送信
ロード(通信)で通信ユーザー、論理ファイル、送信するデータファイルを指定し実行します。

■ロード(オプション)
項目名 | 説明 |
---|---|
伝送ファイル | 本手順では使用しません。 |
パラメーター | 16.3 付録「16.3.2 ロード時に指定するパラメーター」を参照してください。 |
予約登録 | データ交換の開始を、自動スケジューラや運用者の操作で行う場合に指定します。 ※省略時は即時にデータ交換が開始されます。 |
処理予定日時 | 処理予定日時を指定します。 予約状態で登録する場合は指定できませ ん。 ※未指定時はタスクの登録日時になります。 |
強制登録 | 特定の前提条件を無視して通信対象のタスクを生成します。 ※無視される前提条件は以下になります。
また、データファイル未指定時は 0 バイト ファイルを生成します。 |
16.2.3 データを圧縮してから送信する
「圧縮」と「単独通信チェイン」からなるフローを作成することで、ACMS Cloudで圧縮データを作成しファイルを送信することができます。

「圧縮」後に「単独通信チェイン」で通信タスクを作成した場合には、送信データの圧縮形式(CompressType要素)を「ZIP」に上書きすることができます。
上書きをする場合、通信チェインの入力パラメーターに(comm_jx_compress_type=$_compress_type$)を設定してください。
※圧縮の詳細設定については「20 フローを設定する」 をご参照ください。
16.2.4 受信した圧縮データを解凍する
「解凍」を使用したフローを作成し、論理ファイルの「正常時終了処理」に登録することで受信した圧縮データを解凍することができます。

※解凍の詳細設定については「20 フローを設定する」 をご参照ください。
16.3 付録
16.3.1 プロパティ
■JX手順クライアントで使用するプロパティ
項目名 | 指定場所 | 説明 |
---|---|---|
comm.http.client.connecttimeout | 通信ユーザー | 送信時における接続タイムアウト値(ms)を指定します。 ※デフォルト値は「180000」(180秒)です。 |
comm.http.client.response.receivetimeout | 通信ユーザー | 送信時におけるレスポンス受信タイムアウト値(ms)を指定します。 ※デフォルト値は「180000」(180秒)です。 |
comm.http.client.requestline.abspath | 通信ユーザー | HTTPリクエストのURIをabs_path形式とするか否かを設定します。 デフォルト値は「false」です。
|
comm.http.client.server.verification | 通信ユーザー | HTTPSで接続する際のSSL/TLSサーバー証明書詳細検証の要否をtrue/falseで設定します。 デフォルト値はfalseです。 trueとした場合、詳細検証として接続先情報(URL)のFQDNとサーバー証明書のCommonNameの比較検証を行います。 不一致の場合、サーバー証明書の詳細検証エラーとし、接続を切断します。 falseとした場合、サーバー証明書の詳細検証は行いません。 |
※反映タイミングの記載がないプロパティ値は次回通信から有効になります。
■JX手順サーバーで使用するプロパティ
項目名 | 指定場所 | 説明 |
---|---|---|
comm.http.server.request.receivetimeout | 通信ユーザー | 受信時におけるリクエスト受信タイムアウト値(ms)を指定します。 ※デフォルト値は「180000」(180秒)です。 |
comm.jx.server.check.resource.timing | 通信ユーザー | ドキュメント種別指定あり(2007年度版運用)のGetDocumentを受信した場合の論理ファイル関連リソースチェック(運用日やサービス時間など)の実施タイミングを指定します。 デフォルト値は「apex」です。
|
comm.jx.server.send.chunked | 通信ユーザー | GetDocumentResponse時にChunk転送エンコーディングを行うか否かを設定します。 デフォルト値は「false」です。
|
comm.jx.server.send.chunked.chunk.size | 通信ユーザー | Chunk転送エンコーディング時のChunkサイズ(バイト)を指定します。 ※デフォルト値は「32768」です。 ※最小値は「1」、最大値は「2147483647」です。 |
task.join.maxsize | 論理ファイル | 連結送信時の連結後の最大ファイルサイズ(バイト)を指定します。指定値を超えての連結はしません。 ※デフォルト値は「0」(無制限)です。 |
comm.http.server.basic.multipleusers | 通信ユーザー | HTTPサーバーのBasic認証のユーザー/パスワードを複数持つか否かを設定します。デフォルト値はfalseです。 ユーザー:user1=aaa,user2=bbb パスワード:user1=aaa,user2=bbb ※ユーザー/パスワードの最大文字数はkey=value併せて1000文字
|
※反映タイミングの記載がないプロパティ値は次回通信から有効になります。
16.3.2 ロード時に指定するパラメーター
項目名 | 説明 |
---|---|
comm_jx_compress_type | 圧縮アプリと連携した場合に、圧縮タイプを上書きします。 value値には$ _compress_type$を指定してください。 送信の場合に有効です。 |
comm_parameter1~10 | 通信終了時処理に連携する任意のパラメーターです。
指定した任意のパラメーターおよび値は、通信終了時処理に連携されます(通信処理で値を変更する事はありません)。
|
16.3.3 通信終了時処理のパラメーター
項目名 | 説明 |
---|---|
comm_protocol | 通信手順
JXクライアント手順は「Protocol.JX_CLIENT」固定
|
comm_connection_direction | 発着信区分 発信:「ConnectionDirection.OUTBOUND」 着信:「ConnectionDirection.INBOUND」 |
comm_transfer_direction | 送受信区分 送信:「TransferDirection.SEND」 受信:「TransferDirection.RECEIVE」 |
comm_operation_date |
運用日
|
comm_serial_number | 通番 |
comm_connection_id | 接続ID |
comm_start_datetime |
接続開始日時
|
comm_end_datetime |
接続終了日時
※JXサーバーの受信の場合は取得できません。 |
comm_transfer_start_datetime |
ファイル転送開始日時
|
comm_transfer_end_datetime |
ファイル転送終了日時
|
comm_local_ip_addr | ローカルIPアドレス |
comm_local_port | ローカルポート |
comm_remote_ip_addr | リモートIPアドレス |
comm_remote_port | リモートポート |
comm_send_size | 送信バイト数 |
comm_receive_size | 受信バイト数 |
comm_http_message_id | MessageId |
comm_http_request_headers_[ヘッダキー名] | HTTPリクエストヘッダ 「comm_http_request_headers_content_type」で「Content-Type」ヘッダの情報を取得することができます。 ※ヘッダキー名は以下ルールによる変換後の文字列をキー名とします。 ①全て小文字に変換 ②英数字以外の文字は半角アンダースコア「_」に変換 ※値は1000文字までの制限があります。1000文字を超えた場合1000文字以降は除去します。 |
comm_http_response_headers_[ヘッダキー名] | HTTPレスポンスヘッダ ※HTTPリクエストヘッダと同様です。 |
no_file | 受信ファイル有無 「1」ファイルなし |
comm_jx_compress_type | 圧縮タイプ ※連結送信が行われた場合、出力されません。 |
16.3.4 流通BMS協定シートとの項目対応表
本章は、流通BMS協議会が発行する「流通ビジネスメッセージ標準協定シート 第2.1版(2013年1月版)」(以降、流通BMS協定シートと記載)とACMS Cloudを用いてファイル転送を行う際に必要となる情報の対応関係を示すものです。以下の前提で記載しています。もし逆の場合には、[小売]と[ 卸 ]を入れ替えてください。
[小売] = 接続先
[ 卸 ] = ACMS Cloud利用者
16.3.4.1 EDI基本情報協定シートとの対応
流通BMS協定シートの「②-1 EDI基本情報協定」とACMS Cloudの設定項目について対応関係を記載します。
■基本情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 取引者間の基本情報 識別ID | 不要 | 対応項目はありません。 |
■小売 企業情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 企業名:日本語 | 任意 | [通信ユーザー] – [注釈] |
2 | 企業名:英語 | 任意 | [通信ユーザー] – [注釈] |
3 | 企業識別コード:(GLN:13桁) | 必須 | [通信ユーザー] – [相手識別子] |
4-1 | 企業情報参照先:(URL:ホームページ等) | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-2 | EDI責任者情報:氏名 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-3 | EDI責任者情報:住所 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-4 | EDI責任者情報:電話番号 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-5 | EDI責任者情報:FAX番号 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-6 | EDI責任者情報:Eメールアドレス | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-1 | EDI担当者情報:氏名 | 任意 | [通信ユーザー] – [担当者] |
5-2 | EDI担当者情報:住所 | 任意 | [通信ユーザー] – [住所] |
5-3 | EDI担当者情報:電話番号 | 任意 | [通信ユーザー] – [電話番号] |
5-4 | EDI担当者情報:FAX番号 | 任意 | [通信ユーザー] – [FAX番号] |
5-5 | EDI担当者情報:Eメールアドレス | 任意 | [通信ユーザー] – [メールアドレス] |
5-6 | EDI担当者情報:委託先企業識別コード | 不要 | 対応項目はありません。 |
6-1 | サーバ稼働時間帯:開始時間 | 任意 | [スケジュール] – [ウィンドウ-制御] – [予定時間] – [予定開始時刻] |
6-2 | サーバ稼働時間帯:終了時間 | 任意 | [スケジュール] – [ウィンドウ-制御] – [予定時間] – [予定終了時刻] |
6-3 | サーバ稼働時間帯:備考 | 不要 | 対応項目はありません。 |
7 | 備考 | 不要 | 対応項目はありません。 |
■卸 企業情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 企業名:日本語 | 不要 | 対応項目はありません。 |
2 | 企業名:英語 | 不要 | 対応項目はありません。 |
3 | 企業識別コード:(GLN:13桁) | 必須 | [通信ユーザー] – [当方識別子] |
4-1 | 企業情報参照先:(URL:ホームページ等) | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-2 | EDI責任者情報:氏名 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-3 | EDI責任者情報:住所 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-4 | EDI責任者情報:電話番号 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-5 | EDI責任者情報:FAX番号 | 不要 | 対応項目はありません。 |
4-6 | EDI責任者情報:Eメールアドレス | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-1 | EDI担当者情報:氏名 | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-2 | EDI担当者情報:住所 | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-3 | EDI担当者情報:電話番号 | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-4 | EDI担当者情報:FAX番号 | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-5 | EDI担当者情報:Eメールアドレス | 不要 | 対応項目はありません。 |
5-6 | EDI担当者情報:委託先企業識別コード | 不要 | 対応項目はありません。 |
6-1 | サーバ稼働時間帯:開始時間 | 不要 | 対応項目はありません。 |
6-2 | サーバ稼働時間帯:終了時間 | 不要 | 対応項目はありません。 |
6-3 | サーバ稼働時間帯:備考 | 不要 | 対応項目はありません。 |
7 | 備考 | 不要 | 対応項目はありません。 |
16.3.4.2 EDI通信パラメータ協定シートとの対応
流通BMS協定シートの「②-2 EDI通信パラメータ協定」とACMS Cloudの設定項目について対応関係を記載します。
■基本情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 取引者間の基本情報 識別ID | 不要 | 対応項目はありません。 |
2 | 通信プロトコル情報ID | 不要 | 対応項目はありません。 |
3 | 有効期間開始日時 | 任意 | [通信ユーザー] – [有効期間(開始)] |
4 | 有効期間終了日時 | 任意 | [通信ユーザー] – [有効期間(終了)] |
■共通 通信情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 通信手順 | 必須 | (使用プロトコル確認として必要です) |
2 | CPAID | 不要 | 対応項目はありません。 |
■小売 通信情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 証明書 利用する証明書を発行した認証局事業者 | 必須 | [認証局の証明書] ※接続先から入手した認証局事業者の証明書を登録してください |
2 | セキュリティプロトコル(認証情報) クライアント認証 | 不要 | 対応項目はありません。 |
セキュリティプロトコル(認証情報) ベーシック認証 | 不要 | 対応項目はありません。 | |
セキュリティプロトコル(認証情報) | 不要 | 対応項目はありません。 | |
3 | エンドポイント:URI | 必須 | ■サーバーとなる場合の設定 対応項目はありません。 ■クライアントとなる場合の設定 [通信ユーザー] – [接続先情報(URL)] |
エンドポイント:IPアドレス | 必須 | ■サーバーとなる場合の設定 対応項目はありません。 ■クライアントとなる場合の設定 [通信ユーザー] – [接続先情報(URL)] | |
エンドポイント:ネットマスク | 不要 | 対応項目はありません。 | |
4 | 信頼性MSG交換:再送回数 | 不要 | 対応項目はありません。 |
信頼性MSG交換:再送間隔 | 不要 | 対応項目はありません。 | |
信頼性MSG交換:重複検出時間 | 不要 | 対応項目はありません。 | |
5 | 識別情報:企業識別情報(GLN:13桁) | 必須 | [通信ユーザー] – [相手識別子] |
識別情報:マシン識別情報 | 必須 | [通信ユーザー] – [相手URI] |
■卸 通信情報
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 証明書 利用する証明書を発行した認証局事業者 | 不要 | 対応項目はありません。 |
2 |
クライアント認証 | 必須 | ■サーバーとなる場合の設定 ご利用の場合には、カスタマー・サポートへお問い合わせをしてください。 [通信ユーザー] – [着信を許容する着信リスナー] [キーペア] [通信ユーザー] – [SSL/TLSクライアント認証で使用するキーペア] |
ベーシック認証 | 必須 | ■サーバーとなる場合の設定 [通信ユーザー] – [HTTPサーバーのBasic認証] ※Basic認証のユーザー、パスワードは当方が定めた値を設定してください ■クライアントとなる場合の設定 [通信ユーザー] – [HTTPクライアントのBasic認証] ※Basic認証のユーザー、パスワードは接続先の担当者にご確認ください | |
セキュリティプロトコル(認証情報) メッセージ署名 | 必須 | 対応項目はありません。 | |
3 | エンドポイント:URI | 必須 | 対応項目はありません。 |
エンドポイント:IPアドレス | 不要 | 対応項目はありません。 | |
エンドポイント:ネットマスク | 不要 | 対応項目はありません。 | |
4 | 信頼性MSG交換:再送回数 | 必須 | ■サーバーとなる場合の設定 対応項目はありません。 ■クライアントとなる場合の設定 [通信ユーザー] – [リトライ回数] |
信頼性MSG交換:再送間隔 | 必須 | ■サーバーとなる場合の設定 対応項目はありません。 ■クライアントとなる場合の設定 [通信ユーザー] – [リトライ間隔(秒)] | |
信頼性MSG交換:重複検出時間 | 必須 | ACMS Cloudでは、クリーンアップで受信タスクが削除されない限り重複検出を常に行います。重複検出時間は、受信タスクの完了保存日数となります。 | |
5 | 識別情報:企業識別情報(GLN:13桁) | 必須 | [通信ユーザー] – [当方識別子] |
識別情報:マシン識別情報 | 必須 | [通信ユーザー] – [当方URI] |
16.3.4.3 メッセージ情報協定シートとの対応
流通BMS協定シートの「③-1メッセージ情報協定/③-2 メッセージ情報協定『百貨店用』」とACMS Cloudの設定項目について対応関係を記載します。
■使用するメッセージ種
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | メッセージ名称 | 任意 | [論理ファイル] – [注釈] |
2 | 英語名称 | 任意 | [論理ファイル] – [注釈] |
3 | 送受信方向 | 必須 | [論理ファイル] – [送受信] 「小売 ← 卸・メーカー」の場合:送信 「小売 → 卸・メーカー」の場合:受信 |
4 | 採用 | 必須 | スペック確認として必要です。 |
5 | 圧縮 | 任意 | 対応項目はありません。 必要な場合、圧縮/解凍アプリケーションをご利用ください。 |
6 | 採用バージョン | 不要 | 対応項目はありません。 |
7 | 送信予定時刻(予定日) | 不要 | 対応項目はありません。 |
8 | 文書形式(MIMEタイプ) | 必須 | [論理ファイル] – [圧縮形式] |
9 | その他、調整事項 | 不要 | 対応項目はありません。 |
■備考
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | 備考 | 不要 | 対応項目はありません。 |
16.3.4.4 流通BMS協定シート以外の調整項目
流通BMS協定シートに対応する項目のないACMS Cloud独自項目について、通信相手との取り決めが必要となる可能性がある項目を以下に記載します。
# | 流通BMS協定シートの項目 | ACMS Cloudの項目 | |
---|---|---|---|
区分 | 説明 | ||
1 | JX手順交換手順のWSDL | 必須 | GetDocumentを利用する場合、2004年度版を利用するか、2007年度版を利用するかを取り決める必要があります。 [論理ファイル] – [ドキュメント種別指定] ・2004年度版を利用する場合:種別指定しない ・2007年度版を利用する場合:種別指定する |