5.1 上り (自社基幹システム←取引先)の実践

データ連携を開始するための準備内容を説明します。
この章では、上りのデータ連携と基幹システム間連携について解説します。
基幹システムと通信相手先をEDIプロトコルで接続します。
以下の図はその全体イメージです。

実現するEDIシステムを構築する際に検討すべきポイント、およびACMS Cloudの設定方法の各ポイントについては『データ連携の始め方(下り)』2.1 下り (自社基幹システム→取引先)の実践を参考としてください。
5.2 基幹システム間連携(基幹システム⇔基幹システム)
5.2.1 接続方式の決定
基幹システムとACMS Cloudとの接続方式を決定します。基幹システムで利用できる接続方式で接続を行います。
接続方式を決定次第、各プロトコルで必要な情報を入手します。
基幹システム間連携の場合は、基幹システムで利用するリソース(IPアドレス)を設定に利用します。
利用できる接続方式、各プロトコルについては『2 データ連携の始め方(下り)』2.2 取引先との通信するにあたっての調整事項を参考にしてください。
5.2.2 データフォーマットの変換
データフォーマットの変換有無について検討します。
『3 基幹システムと連携するにあたって』3.3 データフォーマットの変換を参考にしてください。
5.2.3 ACMS Cloudの設定
取引先、基幹システムとの調整した結果をACMS Cloudへ設定します。
基幹システムとの調整結果を設定する際は、『3 基幹システムと連携するにあたって』3.4 ACMS Cloudの設定を参考にしてください。
5.2.4 取引先との接続テスト
通信相手先、基幹システムとの疎通確認を行います。
通信相手先、基幹システムとの疎通確認の順番は前後しても問題ありません。『3 基幹システムと連携するにあたって』3.5 取引先との接続テストを参考にしてください。
5.2.5 自動運用の設定
EDI業務の自動運用化を目指して運用方法を検討します。
例えば、日々の業務時間帯が決定している場合は自動運用を検討します。
また、基幹システムからACMS Cloudへのデータ送信と、通信相手先との通信時間が乖離している場合には、ACMS Cloud上で一時的にデータを留めておく自動運用が有効です。
『3 基幹システムと連携するにあたって』3.6 自動運用の設定を参考にしてください。