19.1 運用設定
SFTP手順を運用するための設定を解説します。
19.1.1 SFTPクライアントの設定
SFTPクライアント手順を行うためには以下の設定が必要となります。
定義の設定後、各リソースを有効にしてください。
- キーペアの作成
- 末端の証明書の作成
- 通信ユーザーの作成
- 論理ファイルの作成
19.1.1.1 キーペアの作成
ユーザー認証を行うために必要なキーペア(秘密鍵)を作成します。
設定可能な公開鍵は、OpenSSH形式です。
なお、ユーザー認証において、パスワード認証のみの場合は、キーペア(秘密鍵)の作成をする必要はありません。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | キーペアが所属する業務グループを設定します。 |
キーペア名 | キーペアの名前を設定します。 |
貸出 | キーペアを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
注釈 | キーペアの注釈を設定します。 |
ssh-keygenを利用した秘密鍵の作成参考例)
RSA暗号鍵を生成するには、オプション-t rsa でコマンドを実行します。
なお、OpenSSH7.8以降をご利用の場合は、秘密鍵のデフォルト形式が変更されています。
旧形式の秘密鍵をご利用になりたい場合は、オプション-m PEMを指定してください。
$ ssh-keygen -t rsa Generating public/private rsa key pair. Enter file in which to save the key (/home/apex/.ssh/id_rsa): ← Enterキーを押してください。 Created directory ‘/home/apex/.ssh’. ← ~/.ssh がない場合、ディレクトリを作成します。 Enter passphrase (empty for no passphrase): ← パスフレーズを入力します。忘れないようにしてください。 Enter same passphrase again: ← もう一度パスフレーズを入力します。 Your identification has been saved in /home/apex/.ssh/id_rsa.←秘密鍵です。 Your public key has been saved in /home/apex/.ssh/id_rsa.pub. |
19.1.1.2末端の証明書の作成
サーバー認証を行うために必要な末端の証明書(公開鍵)を作成します。
設定可能な公開鍵は、OpenSSH形式です。通信相手より入手してください。
なお、サーバー認証しない場合は、末端の証明書の作成をする必要はありません。

項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 末端の証明書が所属する業務グループを設定します。 |
末端の証明書名 | 末端の証明書の名前を設定します。 |
貸出 | 末端の証明書を設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
注釈 | 末端の証明書の注釈を設定します。 |
19.1.1.3通信ユーザーの作成
SFTPクライアント手順で使用する通信ユーザーを作成します。



■基本情報
項目名 |
説明 |
---|---|
業務グループ |
通信ユーザーが所属する業務グループを選択します。 EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 |
通信ユーザーの名前を設定します。 |
貸出 |
通信ユーザーを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
通信ポートグループ |
使用する通信ポートグループを選択します。
|
接続先ホスト名 |
接続先のホストまたはIPアドレスを指定します。 |
接続先ポート番号 |
接続先のポート番号を指定します。 |
SFTPサーバー認証 |
接続ホスト名に設定したSFTPサーバーでの認証有無を選択します。 末端の証明書(接続先用)を設定する必要があります。 |
末端の証明書(接続先用) |
末端の証明書名を指定します。 |
代替接続先ホスト名 |
接続先ホストへの接続でエラーとなった場合に使用する代替接続先の情報を設定します。代替接続先のホストまたはIPアドレスを指定します。 |
代替接続先ポート番号 |
接続先ホストへの接続でエラーとなった場合に使用する代替接続先のポート番号を指定します。 |
SFTPサーバー認証 |
代替接続先ホスト名に指定したSFTPサーバーの認証有無を選択します。 末端の証明書(代替接続先用)を設定する必要があります。 |
末端の証明書(代替接続先用) |
末端の証明書(代替接続先用)を指定します。 |
ログインユーザー名 |
ログインユーザー名を指定します。 |
ユーザー認証方法 |
ユーザー認証方法を指定します。
パスワード、公開鍵の優先度で認証を行います。※
公開鍵、パスワードの優先度で認証を行います。※
パスワードで認証を行います。
公開鍵で認証を行います。 ※通信先が2段階認証の場合や、通信先が公開鍵認証とパスワード認証のいずれかの認証が成功すれば認証成功と判定される場合に指定します。 また、公開鍵認証/パスワード認証とパスワード認証/公開鍵認証のどちらを指定しても問題ありません。なお、通信先のポリシーによっては最初の認証に失敗すると切断するような場合もあるため、その時は別の方法を指定してください。 |
ログインパスワード |
ログインパスワードを指定します。 指定しない場合、ユーザー認証時に空パスワードで認証を行います。 |
SFTPクライアントで使用するキーペア |
キーペアを指定します。 ユーザー認証方法が公開鍵認証の場合は、必須になります。 証明書は最大2つ登録でき、それぞれに有効期間の設定もできます。 |
注釈 |
通信ユーザーの注釈を設定します。 |
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。 |
リトライ回数 | リトライ回数を設定します。 |
リトライ間隔(秒) | リトライ間隔を設定します。 |
スローリトライ | ファイル無し応答時のリトライ有無を選択します。 |
スローリトライ回数 | スローリトライ回数を設定します。 |
スローリトライ間隔(秒) | スローリトライ間隔を設定します。 |
発信遅延時間(ミリ秒) | 発信遅延時間を設定します。 |
■通信ユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 通信ユーザー単位の障害停止有無を選択します。 |
並列実行数 | 通信ユーザー単位の並列実行数を設定します。 |
有効期間(開始) | 通信ユーザーの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 通信ユーザーの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 | 運用日の切替時刻を設定します。 |
マルチファイル転送 | 任意編成のマルチファイル転送をするか否かを選択します。 |
■相手先情報
項目名 | 説明 |
---|---|
住所 | 通信相手先の住所を設定します。 |
担当者 | 通信相手先の担当者を設定します。 |
電話番号 | 通信相手先の電話番号を設定します。 |
FAX番号 | 通信相手先のFAX番号を設定します。 |
メールアドレス | 通信相手先のメールアドレスを設定します。 |
19.1.1.4 論理ファイルの作成
SFTPクライアント手順で使用する論理ファイルを作成します。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 論理ファイルが所属する業務グループを選択します。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 論理ファイルが参照する通信ユーザーを選択します。 |
論理ファイル名 | 論理ファイルの名前を設定します。 |
貸出 | 論理ファイルを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
ユーザーコマンド | SFTPクライアントで実行するコマンドを選択します。
|
転送ディレクトリ | SFTPサーバーの転送ディレクトリを設定します。 |
送信ファイル名の種類 | 送信ファイル名の種類を選択します。
|
送信ファイル名 | 送信ファイル名を設定します。 「固定ファイル名」の場合には常に送信ファイル名でファイルを送信します。 「任意のファイル名」の場合にはタスク登録時に伝送ファイル名が指定されなかった場合に送信ファイル名でファイルを送信します。 |
受信ファイル名の種類 | 受信ファイル名の種類を選択します。
|
受信ファイル名 | 受信ファイル名を設定します。 MGETの場合にはワイルドカード文字列を用いることにより複数のファイルを受信することができます。 |
通信終了処理の起動単位 | 通信が終了した後の処理の起動単位を選択します。
受信時のみ選択できます。 |
正常時終了処理 | 通信が正常終了した後に起動する処理を選択します。
受信時のみ選択できます。 |
正常時終了処理‐フロー名 |
通信が正常終了した後に起動するフロー名を設定します。
|
注釈 | 論理ファイルの注釈を設定します。 |
■SFTPクライアントファイル情報
SFTPクライアントファイル情報は、特別な設定を行わない場合、ユーザー情報の設定が適用されます。
そのため、基本的には設定を行う必要はありません。ただし、論理ファイル単位で設定を変更する必要がある場合にのみ、ファイル情報を個別に設定してください。
項目名 | 説明 |
---|---|
接続先ホスト名 ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「接続先ホスト名」を参照。 |
接続先ポート番号 ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「接続先ポート番号」を参照。 |
SFTPサーバー認証(接続先用) ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「SFTPサーバー認証(接続先用)」を参照。 |
末端の証明書(接続先用) | SFTPクライアントユーザー情報の「末端の証明書(接続先用)」を参照。 |
代替接続先ホスト名 ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「代替接続先ホスト名」を参照。 |
代替接続先ポート番号 ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「代替接続先ポート番号」を参照。 |
SFTPサーバー認証(代替接続先用) ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「SFTPサーバー認証(代替接続先用)」を参照。 |
末端の証明書(代替接続先用) | SFTPクライアントユーザー情報の「末端の証明書(代替接続先用)」を参照。 |
ログインユーザー名 ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「ログインユーザー名」を参照。 |
ユーザー認証方法 ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「ユーザー認証方法」を参照。 |
ログインパスワード ※1 | SFTPクライアントユーザー情報の「ログインパスワード」を参照。 |
成立タイミング | 成立タイミングを選択します。
|
移動ディレクトリ | 移動完了後に成立とする場合に使用する移動先ディレクトリを指定します。 ログインユーザーのホームディレクトリからの相対パスを設定します。 |
移動ファイル名 | 移動完了後に成立とする場合に使用する移動先ファイル名を指定します。 |
リストチェック | ファイル転送前にSFTPサーバーのファイルの状況を確認するか否かを選択します。
|
サイズチェック | ファイル転送後のサイズチェックの実行の有無を選択します。
|
ファイル転送前チェックコマンド要否 | ファイル転送前のチェックコマンドの実行の有無を選択します。
※ファイル転送前に任意のSFTPコマンドを実行することが可能です。 |
ファイル転送前チェックコマンド | ファイル転送前に実行するコマンドを設定します。複数のSFTPコマンドを指定する場合はセミコロン(mkdir XXXX; rm YYYY)で区切ってください。 |
ファイル転送後チェックコマンド要否 | ファイル転送後のチェックコマンドの実行の有無を選択します。
※ファイル転送後に任意のSFTPコマンドを実行することが可能です。 |
ファイル転送後チェックコマンド | ファイル転送後に実行するコマンドを設定します。複数のSFTPコマンドを指定する場合はセミコロン(mkdir XXXX; rm YYYY)で区切ってください。 |
※1 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ ※1 | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。 |
リトライ回数 ※1 | リトライの回数を設定します。 |
リトライ間隔(秒) ※1 | リトライの間隔を設定します。 |
スローリトライ ※1 | ファイル無し応答時のリトライ有無を選択します。 |
スローリトライ回数 ※1 | スローリトライの回数を設定します。 |
スローリトライ間隔(秒) ※1 | スローリトライの間隔を設定します。 |
発信遅延時間(ミリ秒) | 発信遅延時間を設定します。 |
※1 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
■論理ファイル詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 論理ファイル単位の障害停止有無を選択します。 |
並列実行数 | 論理ファイル単位の並列実行数です。 SFTPクライアントでは並列実行を行えないため「1」固定です。 |
有効期間(開始) | 論理ファイルの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 論理ファイルの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 ※1 | 運用日の切替時刻を設定します。 |
任意連結送信 | 連結送信をするか否かを選択します。
※障害停止「する」、ユーザーコマンド「PUTコマンド、またはAPPENDコマンド」、送信ファイル名の種類「固定ファイル名」の場合に設定が可能です。 |
データ未登録時の処理方法 | ロードでデータファイルの指定が無かった場合の動作を選択します。
※ロード時に強制登録オプション指定の場合は、本設定に関わらずタスク(0 バイト ファイル)を作成します。 |
受信ファイル無し | ファイル無しを検知した場合の動作を選択します。
※ユーザーコマンドが「GETコマンド、またはMGETコマンド」の場合に有効となる設定です。 |
※1 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
19.1.2 SFTPサーバーの設定
SFTPサーバー手順を行うためには以下の設定が必要となります。
定義の設定後、各リソースを有効にしてください。
- 末端の証明書の作成
- 通信ユーザーの作成
- 論理ファイルの作成
■サーバー認証の有無と公開鍵の提供について
ACMS CloudがSFTPサーバーとして動作する場合、SSHファイル転送プロトコル(SFTP)におけるサーバー認証を行うかどうかは、接続するSFTPクライアントの設定に依存します。
サーバー認証を行う場合は、通信相手にACMS Cloud側の公開鍵を提供してください。
一方で、ACMS Cloudではサーバー認証を行わない設定でも接続は可能です。この場合、公開鍵の提供は不要です。
接続時のセキュリティ要件に応じて、サーバー認証の有無および公開鍵の取り扱いをご判断ください。
通信相手へ提供する公開鍵は 『4通信の概要』の「 4.1キーペア」に記載している「SSHファイル転送プロトコル(SFTP手順)でサーバー認証を行い、ACMS Cloudがサーバーとなる場合」を参照してください。
19.1.2.1 末端の証明書の作成
ユーザー認証を行うために必要な末端の証明書(公開鍵)の定義を登録します。
設定可能な公開鍵は、OpenSSH形式です。通信相手より入手してください。
なお、ACMS Cloudでは、公開鍵認証方式となるため、末端の証明書の登録が必須となります。末端の証明書を、通信相手から入手してください。
※SFTPクライアントと同様の手順で作成します。
19.1.2.2 通信ユーザーの作成
SFTPサーバー手順で使用する通信ユーザーを作成します。


■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 通信ユーザーが所属する業務グループを選択します。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 通信ユーザーの名前を設定します。 |
貸出 | 通信ユーザーを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
通信ポートグループ | 使用する通信ポートグループを選択します。
|
ログインユーザー名 | ログインユーザー名を指定します。 |
ログインパスワード | 認証方式は公開鍵認証のみのためこの項目は指定する必要はありません。 |
SFTPユーザー認証で使用する公開鍵証明書 | 末端の証明書を指定します。 認証に利用する末端の証明書名を指定する必要があります。 証明書は最大2つ登録でき、それぞれに有効期間の設定もできます。 |
注釈 | 通信ユーザーの注釈を設定します。 |
■SFTPサーバーユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
着信を許容する着信リスナー | 着信を許容する着信リスナーを2つ必須で指定します。EDI、基幹システム連携での利用で指定する名称が異なります。 ●EDI(対外接続) クライアント認証無し「EDLSNSFTP101」「EDLSNSFTP201」 ●基幹システムとの接続 クライアント認証無し「ESLSNSFTP101」「ESLSNSFTP201」 ※クライアント認証をご利用される場合には、着信リスナーの設定を変更する必要があります。 |
接続を許可するIPアドレス | 接続を許可するIPアドレスを指定します。 |
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ | リトライの有無を選択します。 |
リトライ回数 | リトライ回数を指定します。 |
■通信ユーザー詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 通信ユーザー単位の障害停止有無を選択します。 |
並列実行数 | 通信ユーザー単位の並列実行数を設定します。 |
有効期間(開始) | 通信ユーザーの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 通信ユーザーの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 | 運用日の切替時刻を設定します。 |
■相手先情報
項目名 | 説明 |
---|---|
住所 | 通信相手先の住所を設定します。 |
担当者 | 通信相手先の担当者を設定します。 |
電話番号 | 通信相手先の電話番号を設定します。 |
FAX番号 | 通信相手先のFAX番号を設定します |
メールアドレス | 通信相手先のメールアドレスを設定します。 |
メールフォーマット名 | 通信相手先にメール通知を行うメールのフォーマットを設定します。 |
メール通知 | メール通知の有無を選択します。
|
19.1.2.3 論理ファイルの作成
SFTPサーバー手順で使用する論理ファイルを作成します。

■基本情報
項目名 | 説明 |
---|---|
業務グループ | 論理ファイルが所属する業務グループを選択します。 ●EDI(対外接続) WG-ED ●基幹システムとの接続 WG-ES |
通信ユーザー名 | 論理ファイルが参照する通信ユーザーを選択します。 |
論理ファイル名 | 論理ファイルの名前を設定します。 |
貸出 | 論理ファイルを設定した業務グループ以外へ貸出すか否かを選択します。 |
送受信 | 送受信を選択します。
|
転送ディレクトリ | 転送ディレクトリを設定します。 |
受信ファイル名の種類 | 「送受信」が「受信」の場合、受信ファイル名の種類を選択します。
|
受信ファイル名 | 「送受信」が「受信」の場合、受信ファイル名を設定します。 |
送信ファイル名の種類 | 「送受信」が「送信」の場合、送信ファイル名の種類を選択します。
|
送信ファイル名 | 「送受信」が「送信」の場合、送信ファイル名を設定します。 |
通信終了処理の起動単位 | 通信が終了した後に起動する処理の起動単位を選択します。
受信時のみ選択できます。 |
正常時終了処理 | 通信が正常終了した後に起動する処理を選択します。
|
正常時終了処理‐フロー名 | 通信が正常終了した後に起動するフロー名を設定します。 受信時のみ選択できます。 |
注釈 | 論理ファイルの注釈を設定します。 |
■SFTPサーバーファイル情報
項目名 | 説明 |
---|---|
成立タイミング | 成立タイミングを選択します。
|
完了したファイルの公開 | 転送が完了したファイルをSFTPクライアントに公開するかどうかを選択します。
※削除されたファイルは公開しません。 |
移動ディレクトリ | 移動完了後に成立や、移動または削除完了後に成立とする場合に使用する移動先ディレクトリを指定します。転送ディレクトリからの相対パスを設定します。 なお、移動回数は1回に限ります。 |
移動ファイル名の種類 | 移動ファイル名の種類を選択します。
|
移動ファイル名 | 移動完了後に成立や、移動または削除完了後に成立とする場合に使用する移動先ファイル名を指定します。 移動ファイル名の種類が部分一致の場合にはワイルドカード文字列を使用することが可能です。 ※使用可能なワイルドカード文字列は「*」と「?」です。 |
格納ファイル名 | 指定ファイル名格納後に成立とする場合に成立条件となるファイル名を指定します。 ファイル転送で受信したファイル名と本ファイル名が一致、またはファイル転送後の移動で移動後のファイル名と本ファイル名が一致した場合、ファイル成立します。なお、移動先は同一ディレクトリ配下のみ、移動回数は1回に限ります。 格納ファイル名にはワイルドカード文字列を使用することが可能です。 ※使用可能なワイルドカード文字列は「*」と「?」です。 |
転送前ファイル操作の許容 | ファイル送信前にクライアントからの移動操作を許容するかを選択します。
※移動先は同一ディレクトリ配下のみ、移動回数に制限はありません。 ※通信ユーザーの並列実行数は1である必要があります。 |
成立後ファイル操作の許容 | ファイル成立後にクライアントからの移動または削除操作を許容するかを選択します。
※移動先は同一ディレクトリ配下のみ、移動回数に制限はありません。 ※通信ユーザーの並列実行数は1である必要があります。 |
■実行制御情報
項目名 | 説明 |
---|---|
リトライ ※1 | 一時障害発生時のリトライ有無を選択します。 |
リトライ回数 ※1 | リトライ回数を設定します。 |
※1 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
■論理ファイル詳細情報
項目名 | 説明 |
---|---|
障害停止 | 論理ファイル単位の障害停止有無です。 SFTPサーバーでは「する」固定です。 |
並列実行数 | 論理ファイル単位の並列実行数です。 SFTPサーバーでは並列実行を行えないため「1」固定です。 |
有効期間(開始) | 論理ファイルの有効期間開始日を設定します。 |
有効期間(終了) | 論理ファイルの有効期間終了日を設定します。 |
運用日切替時刻 ※1 | 論理ファイルの運用日の切替時刻を設定します。 |
二重受信チェック | 二重受信チェックを行うか否かを選択します。
※送受信「受信」、完了したファイルの公開「公開する」の場合に設定が可能です。 |
送信ファイル無し | 送信ファイルがない場合の動作を選択します。
※着信送信の場合に有効となる設定です。 |
任意連結送信 | 任意連結送信の有無を選択します。 ※送受信「送信」、送信ファイル名の種類「固定ファイル名」の場合に設定が可能です。 |
データ未登録時の処理方法 | 通信タスク作成時にデータファイル未登録の場合の動作を選択します。
※ロード時に強制登録オプション指定の場合は、本設定に関わらずタスク(0 バイト ファイル)を作成します。 |
メール通知 ※1 | メール通知の有無を選択します。
|
※1 各項目は通信ユーザーの設定に従うため、必須入力ではありません。
19.2 ファイル転送の実行
19.2.1 SFTPクライアントでのファイル転送
19.2.1.1 送信
ロード(通信)で通信ユーザー、論理ファイル、送信するデータファイルを指定し実行します。

■ロード(オプション)
説明 | |
---|---|
伝送ファイル | 伝送ファイル名を任意の文字列(255バイト以内)で指定できます。 ※省略時は指定なしとなります。 |
パラメーター | 19.3 付録「19.3.2 ロード時に指定するパラメーター」を参照してください。 ※複数指定する場合はカンマ区切りとします。 |
予約登録 | データ交換の開始を、自動スケジューラや運用者の操作で行う場合に指定します。 ※省略時は即時にデータ交換が開始されます。 |
処理予定日時を指定します。 予約状態で登録する場合は指定できません。 ※未指定時はタスクの登録日時になります。 | |
強制登録 | 特定の前提条件を無視して通信対象のタスクを生成します。 ※無視される前提条件は以下になります。
また、データファイル未指定時は 0 バイト ファイルを生成します。 |
19.2.1.2 受信
ロード(通信)で通信ユーザー、論理ファイルを指定します。

■ロード(オプション)
項目名 | 説明 |
---|---|
伝送ファイル | 伝送ファイル名を任意の文字列(255バイト以内)で指定できます。 ※省略時は指定なしとなります。 |
パラメーター | 19.3 付録「19.3.2 ロード時に指定するパラメーター」を参照してください。 ※複数指定する場合はカンマ区切りとします。 |
予約登録 | データ交換の開始を、自動スケジューラや運用者の操作で行う場合に指定します。 ※省略時は即時にデータ交換が開始されます。 |
処理予定日時 | 処理予定日時を指定します。 予約状態で登録する場合は指定できません。 ※未指定時はタスクの登録日時になります。 |
強制登録 | 特定の前提条件を無視して通信対象のタスクを生成します。 ※無視される前提条件は以下になります。
また、データファイル未指定時は 0 バイト ファイルを生成します。 |
19.2.1.3 連続受信(子タスク数制限あり)
MGET通信においては通信のトリガーとなったタスクが代表タスクとなり、受信するファイルに対応して作成される通信タスクは、代表タスクに関連付けられた子タスクとなります。
1度のMGET通信タスクロードで受信できるファイル数は「100」件となります。
101件以上の数のファイルを連続受信するためには、新しいMGET通信タスクをロードする必要があります。
事前に通信相手と最大受信件数を取り決めてください。
受信処理を実施する際は、取り決めた最大受信件数をすべて取得できるよう、以下の計算式に基づいて受信処理を行ってください。
計算式:受信回数=最大受信件数/100(小数点は切り上げ)
この受信回数分の受信処理を実施してください。スケジュールなどで設定する場合は指定した受信回数分タスクのロードを設定します。
■制限事項
101件以上のデータを受信する場合には、ファイル受信後、転送ディレクトリにファイルが残らない設定とする必要があります。 残ってしまった受信後のファイルは新しいMGET通信でも受信対象となるため、同一のファイルを何度も繰り返し受信してしまうため、留意してください。SFTPクライアントより移動、または削除の実施を検討してください。
19.2.2 SFTPサーバーでのファイル転送
19.2.2.1 送信
ロード(通信)で通信ユーザー、論理ファイル、送信するデータファイルを指定し実行します。

■ロード(オプション)
項目名 | 説明 |
---|---|
伝送ファイル | 伝送ファイル名を任意の文字列(255バイト以内)で指定できます。 ※省略時は指定なしとなります。 |
パラメーター | 19.3 付録「19.3.2 ロード時に指定するパラメーター」を参照してください。 ※複数指定する場合はカンマ区切りとします。 |
予約登録 | データ交換の開始を、自動スケジューラや運用者の操作で行う場合に指定します。 ※省略時は即時にデータ交換が開始されます。 |
処理予定日時 | 処理予定日時を指定します。 予約状態で登録する場合は指定できません。 ※未指定時はタスクの登録日時になります。 |
強制登録 | 特定の前提条件を無視して通信対象のタスクを生成します。 ※無視される前提条件は以下になります。
また、データファイル未指定時は 0 バイト ファイルを生成します。 |
19.3 付録
19.3.1 プロパティ
■SFTPクライアントで使用するプロパティ
項目名 | 指定場所 | 説明 |
---|---|---|
comm.sftp.client.reply.receivetimeout | 通信ユーザー | 【応答待ちタイマ】 接続相手先からの応答待ちタイマ(ソケットタイムアウト値)を変更したい場合に指定します。(単位:ミリ秒) ※デフォルト値は「180000」です。 |
comm.sftp.client.connecttimeout | 通信ユーザー | 【TCP 接続タイマ】 接続相手先へのTCP 接続タイマを変更したい場合に指定します。(単位:ミリ秒) OS のタイムアウト値より大きい値を設定した場合にはOSのタイムアウト値が有効になります。 ※デフォルト値は「180000」です。 |
comm.sftp.client.kex | 通信ユーザー | 【鍵交換方法】 |
comm.sftp.client.host_key | 通信ユーザー | 【公開鍵アルゴリズム】 使用するホストの公開鍵アルゴリズムおよび、その優先順位を変更したい場合に指定します。 |
comm.sftp.client.ciphers | 通信ユーザー | 【暗号アルゴリズム】 使用する暗号アルゴリズムおよび、その優先順位を変更したい場合に指定します。 |
comm.sftp.client.macs | 通信ユーザー | 【メッセージ認証コード(MAC)】 使用するMAC および、その優先順位を変更したい場合に指定します。 |
comm.sftp.client.compression.algorithm | 通信ユーザー | 【圧縮アルゴリズム】 使用する圧縮アルゴリズムおよび、その優先順位を変更したい場合に指定します。 |
comm.sftp.client.compression.level | 通信ユーザー | 【圧縮レベル】 圧縮レベルを変更したい場合に(0~9 の範囲で)指定します。 |
comm.sftp.client.buffersize | 通信ユーザー |
転送時のバッファサイズを変更したい場合に(1~65536の範囲で)指定します。 ※デフォルト値は、32768です |
comm.sftp.client.mget.not.rereceive.list | 通信ユーザー 論理ファイル | 【MGETリトライ時のリスト再受信有無】 MGETの通信リトライで前回受信したリストに則ったファイル転送を行った後の動作をtrue/falseで指定します。 falseとした場合、リスト再受信を行いファイルが存在する場合のみファイル転送を行います。 trueとした場合、リスト再受信ならびにファイル転送を行いません。 ※デフォルト値は、falseです。 ※本プロパティは、v1.4以降へのバージョンアップ直後の障害タスクが存在する場合は設定しないようご注意ください。障害タスクが存在する状態でtrueを設定すると、リトライ時にリストの再受信を行わないため、ファイルの取得漏れが発生する恐れがあります。 |
comm.sftp.client.login.retry | 通信ユーザー | 【ログイン認証のリトライ】 ログイン認証が失敗した後の動作をtrue/falseで指定します。 falseとした場合、ログイン認証失敗時に通信タスクを「即時障害」にし、通信を終了します。 trueにした場合、切断やタイムアウト等の一時障害発生時に、リトライに設定した回数分、自動で再ログインを行います。しかし、ユーザー名やパスワード、キーペアが誤った設定であってもリトライを行ってしまうことに注意してください。 ※デフォルト値は、falseです。 |
comm.sftp.client.get.retry.withlist | 通信ユーザー | 【GETリトライ時のリスト再受信有無】 GETの通信リトライにて、リスト再受信を行うか否かをtrue/falseで指定します。 falseとした場合、リストの再受信を行いません。 trueとした場合でかつ、リストチェックもしくはサイズチェックが「あり」である場合、リストの再受信を行います。 ※デフォルト値は、falseです。 ※リストチェック、及びサイズチェックの両方をしない場合、プロパティ値がtrueであってもリストの再受信は行いません。 |
comm.sftp.client.mget.retry.withlist | 通信ユーザー | 【MGETリトライ時のリスト再受信有無】 MGETの通信リトライにて、リスト再受信を行うか否かをtrue/falseで指定します。 falseとした場合、リストの再受信を行いません。 trueとした場合でかつ、サイズチェックが「あり」である場合、ファイル1件毎にリストの再受信を行います。 ※デフォルト値は、falseです。 ※サイズチェックをしない場合、プロパティ値がtrueであってもリストの再受信は行いません。 |
comm.sftp.client.unique.timestamp | 通信ユーザー | パラメーターでタイムスタンプオプションを有効にした場合に付与されるタイムスタンプの形式を指定します。
※デフォルト値はfalseです。 |
comm.sftp.client.dhgex.keylength.min | 通信ユーザー | 【DH鍵交換時の鍵長-最小値】 DH鍵交換時の鍵長の最小値を設定します。 プロパティ「comm.sftp.client.dhgex.keylength.prf」、および プロパティ「comm.sftp.client.dhgex.keylength.max」に設定している値より大きい値を設定することはできません。 設定可能範囲: 1024~8192 ※デフォルト値は、2048です。 |
comm.sftp.client.dhgex.keylength.prf | 通信ユーザー | 【DH鍵交換時の鍵長-推奨値】 DH鍵交換時の鍵長の推奨値を設定します。 プロパティ「comm.sftp.client.dhgex.keylength.min」に設定している値より小さい値、およびプロパティ「comm.sftp.client.dhgex.keylength.max」に設定している値より大きい値を設定することはできません。 設定可能範囲: 1024~8192 ※デフォルト値は、4096です。 |
comm.sftp.client.dhgex.keylength.max | 通信ユーザー | 【DH鍵交換時の鍵長-最大値】 DH鍵交換時の鍵長の最大値を設定します。 プロパティ「comm.sftp.client.dhgex.keylength.min」、および プロパティ「comm.sftp.client.dhgex.keylength.prf」に設定している値より小さい値を設定することはできません。 設定可能範囲: 1024~8192 ※デフォルト値は、8192です。 |
※反映タイミングの記載がないプロパティ値は次回通信から有効になります。
■SFTPサーバーで使用するプロパティ
項目名 | 指定場所 | 説明 |
---|---|---|
comm.sftp.server.resend.addjoinfiles | 通信ユーザー | 着信送信の連結送信にて通信異常が発生した場合に、その後に新規作成された通信タスクを再送時に追加連結して送信するかを設定します。 ・「false」 追加連結しません。初回通信時のタスク構成を維持します。 ・「true」 追加連結します。 ※デフォルト値は「false」です。 |
comm.sftp.server.unique.timestamp | 通信ユーザー | パラメーターでタイムスタンプオプションを有効にした場合に付与されるタイムスタンプの形式を指定します。 ・「false」 「yyyyMMddhhmmssSSS」形式のタイムスタンプを出力します。 ・「true」 「yyyyMMddhhmmssSSSNNN」形式のタイムスタンプを出力します。末尾の三桁は、タイムスタンプを一意的に特定するための値です。 ※デフォルト値はfalseです。 |
comm.sftp.server.send.commit.before.close.request | 通信ユーザー | ファイル送信時に、クローズ要求(SSH_FXP_CLOSE)受信前に通信が切断された場合、そのファイルを成立(正常に送信されたもの)と見なすかどうかを設定します。 ・「true」 クローズ要求受信前に通信が切断された場合にファイル成立とみなします。 ・「false」 クローズ要求受信前に通信が切断された場合にファイル成立とみなしません。 ※デフォルト値はfalseです。 |
comm.sftp.server.receive.commit.before.close.request | 通信ユーザー | ファイル受信時に、クローズ要求(SSH_FXP_CLOSE)受信前に通信が切断された場合、そのファイルを成立(正常に送信されたもの)と見なすかどうかを設定します。 ・「true」 クローズ要求受信前に通信が切断された場合にファイル成立とみなします。 ・「false」 クローズ要求受信前に通信が切断された場合にファイル成立とみなしません。 ※デフォルト値はfalseです。 |
※反映タイミングの記載がないプロパティ値は次回通信から有効になります
19.3.2 ロード時に指定するパラメーター
項目名 | 説明 |
---|---|
comm_append_transferfile | 論理ファイルで設定したファイル名の末尾にロード時に指定した伝送ファイル名を付与するか否かを選択するオプションです。 有効とする場合には値に「1」あるいは「on」を指定してください。 「論理ファイルのファイル名」+「ロード時に指定した伝送ファイル名」になります。 |
comm_append_timestamp | 伝送するファイル名の末尾にタイムスタンプを追加するか否かを選択するオプションです。 |
comm_parameter1~10 | 通信終了時処理に連携する任意のパラメーターです。
指定した任意のパラメーターおよび値は、通信終了時処理に連携されます(通信処理で値を変更する事はありません)。
|
19.3.3 通信終了時処理のパラメーター
項目名 | 説明 |
---|---|
comm_protocol | 通信手順 |
comm_connection_direction | 発着信区分 |
comm_transfer_direction | 送受信区分 |
comm_operation_date |
運用日
|
comm_serial_number | 通番 |
comm_transfer_file_name | 伝送ファイル名 |
comm_sftp_complete_file_name | 成立ファイル名 |
comm_connection_id | 接続ID |
comm_transfer_start_datetime |
ファイル転送開始日時
|
comm_transfer_end_datetime |
ファイル転送終了日時
|
comm_local_ip_addr | ローカルIPアドレス |
comm_local_port | ローカルポート |
comm_remote_ip_addr | リモートIPアドレス |
comm_remote_port | リモートポート |
comm_transfer_send_size | 送信バイト数 |
comm_transfer_receive_size | 受信バイト数 |
no_file | 受信ファイル有無 「1」ファイルなし |
comm_duplicate_send | 完了タスクの再送信フラグ 「1」 ※comm.sftp.server.resend.addjoinfiles=trueで完了タスクの再送信時に設定 |
comm_sftp_mget_not_complete | 連続受信(MGET)の残ファイルありフラグ 「1」 ※comm.sftp.client.mget.child.tasks.limitを使用しており、転送ディレクトリに受信していないファイルが残っている場合に設定 |
19.3.4 ディレクトリとファイル名の指定
■ロード時に指定する伝送ファイル名
クライアント/サーバー | 説明 |
---|---|
クライアント | 階層に制限はない。 |
サーバー | 指定する階層に制限がある。 |
※入力時に、伝送ファイル名の最後尾に’/’を入力し、ロードを実行した場合、ACMS Cloudは自動的に、その’/’を削除し、通信を行います。
■転送ディレクトリ
クライアント/サーバー | 相対パス | 絶対パス | 説明 |
---|---|---|---|
クライアント | ○ | ○ | 制限はありません。 |
サーバー | × | ○ | 相対パスで指定した場合、保存時に先頭に’/’を付与し、絶対パスとして保存します。 但し、以下の場合は、論理ファイルの特定ができなくなりますので、設定することはできません。
「/SEND」を登録したあとに「/SEND/invoice」は登録できません。 また、「.」や「..」は指定できません |
※入力時に、転送ディレクトリ名の最後尾に’/’を入力し、保存する場合、ACMS Cloudは自動的に、その’/’を削除し、保存します。
■送受信ファイル名
クライアント/サーバー | 階層制限 | 説明 |
---|---|---|
クライアント | 無し | 制限はありません。 |
サーバー | あり | 伝送ファイル名同様2階層までの制限があります。また、「.」や「..」は指定できません |
※入力時に、送受信ファイル名の先頭または、最後尾に’/’を入力し、保存する場合、ACMS Cloudは自動的に、その’/’を削除し、保存します。
■移動ディレクトリ
クライアント/サーバー | 相対パス | 絶対パス | 説明 |
---|---|---|---|
クライアント | ○ | × | 絶対パスで指定した場合、保存時に先頭の’/’を削除し、相対パスとして保存します。 |
サーバー | ○ | × | 同上 また、「.」や「..」は指定できません |
※入力時に、移動ディレクトリ名の最後尾に’/’を入力し、保存する場合、ACMS Cloudは自動的に、その’/’を削除し、保存します。
■移動ファイル名
クライアント/サーバー | 階層制限 | 説明 |
---|---|---|
クライアント | 無し | 制限はありません。 |
サーバー | あり | ファイル名のみ設定可能です。「sendata/abc」等ディレクトリを含むファイル名の指定はできません。 また、「.」や「..」は指定できません |
※入力時に、移動ファイル名の先頭または、最後尾に’/’を入力し、保存する場合、ACMS Cloudは自動的に、その’/’を削除し、保存します。